ジェットブラック(ハルーワソングの11) 第6戦


キャロットクラブ出資愛馬第19号は、友道康夫厩舎狙いの馬。


2012年度募集馬の中ではシーザリオの11(ロザリンド)が一番よく見えたが、母馬優先権もなく落選必至の為に確実に最優先で獲れる牡馬に。

父ゼンノロブロイの種牡馬能力(仕上がり遅)や母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも芝2000mで勝ち上がり500万でも上位。1年の空胎を経て産駒への期待は高まる。


そして何よりもキャロサマーパーティーで好印象だった友道康夫調教師への期待も大きい。昨年もヴィルシーナで牝馬クラシック戦線に人気の中心だった。

高額なので金額分の回収は難しいだろうが、芝の中距離を走れる馬として期待している。


デビュー戦からここまで4戦、スタートも良く先行力もあり、絶好位で進めるも追われてからの伸びがサッパリ。トモが緩く最後に踏ん張り切れない。そんな中でも多頭数で6着まで来ていることからも、からっきしではない。時間的制約で無理矢理帰厩させゆるゆる状態だった前走以外は競馬ブックのスピード指数も常に60は超えている。体全体がしっかりとしてくれば、もっとやれると感じた。


その前走は未勝利戦終了までの時間的制限から無理矢理帰厩のゆるゆる状態で出走し8着大敗。内容的にも過去最低の走りだった。そして気性面でも馬っけを見せるなど散々。この状態から未勝利戦終了までの短期間に立て直すことはほぼ無理だと思われる。

私としては地方転厩からの復活を目指して欲しいが、この緩さのままだと地方でも大敗は濃厚。

一応次を1度使ってもスーパー未勝利には出走できるが、それでもあと2戦。とにかく次は前走よりは前進して欲しい。


前走後、時間的な問題から在厩で調整され、次走は中2週なら入れそうということで入れるところに入る予定。


しかし、中1週で8月17日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700mに出走!!

フルゲート13頭のところ、想定数は17頭で除外対象だったが、強い馬が2頭いることもあり回避馬が続出。なんとか出走に漕ぎ着けた。結局13頭で確定。

鞍上は急遽のことだったが、松田大作騎手というローカルでは期待出来る騎手を確保。

とはいえ、やはり1度使われただけでガラリ一変を臨むのは酷だろう。とにかく掲示板を確保して欲しい。


9着/3番人気。

抜群の二の脚でハナに立つ能力はあるものの、4角を待たずして失速。道中もしっかりと折り合い手応えも良いのにいつもここまで。


レース回顧と時計の分析、レース後の松田大作騎手のコメントを掲載。

(2014年8月19日完結)

2014年8月15日立ち上げ

●前走後、在厩で調整されています

 前走は未勝利戦終了までの時間的制限から無理矢理帰厩のゆるゆる状態で出走し8着大敗した我らが愛馬ジェットブラック。競馬ブックのスピード指数的にも内容的にも過去最低の走りでした。そして気性面でも馬っけを見せるなど散々。この状態から未勝利戦終了までの短期間に立て直すことはほぼ無理だと思われますが、馬体は良く素質は感じるだけになんとか偶然でも勝ち上がって欲しいですね。パンとすれば500万クラスでもやれる馬だと思います。

 私としてはこの状態がすぐには改善されないと思いますので、地方転厩からの復活を目指して欲しいですが、この緩さのままだと地方でも大敗は濃厚なんでしょうね。地方で勝ちきれないようならすぐに引退でしょうからね。

 一応次を1度使ってもスーパー未勝利には出走できますが、それでもあと2戦。とにかく次は前走よりは前進して欲しいです。


 前走後、時間的な問題から在厩で調整され、次走は中2週なら入れそうということで入れるところに入る予定です。

●追い切り情報(8月15日作成)

前走前 7月30日 函館ウッドチップ 良馬場 強めに追う

助手
5F 72.5
4F 55.8
3F 40.4
1F 12.9[8]
アドマイヤバラード(古馬1600万下)馬なりの外を1.1秒先行0.2秒遅れ



8月13日 函館ウッドチップ 稍重馬場 一杯に追う

助手
5F 72.4
4F 56.0
3F 41.3
1F 12.7[8]
ヴェルステルキング(2歳新馬)一杯の内を追走同入
 8月13日、2歳新馬と併せられて、しかもこちらの方が内を通っています。競馬ブックでは”気合乗る”と高評価。デイリー馬三郎では”多少良化C”と辛い評価です。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。前走前よりは良い動きだと思いますし、中1週で一杯に追いきられていることは好感が持てますね。とにかく前走よりも着を上げて欲しいですね。

●出馬想定表 8月17日 札幌3R

出馬想定表 8月17日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700m フルゲート13頭 想定数17頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ウォーターショパン 福永祐一
カンシャ 丸山元気
キャロル
ゲラーデ 黛弘人
ゴールデンスキトマ
シャイニーパレス
ジェットブラック
センノイギダー 丸田恭介
テイクトゥモロー 横山和生
ナムラアース
ノルウェーノモリ
フジシンゲン 竹之下智昭
ベストタイム 津村明秀
ポルナーダ 菅原隆一
ラインファング 城戸義政
リリークライマー 小崎綾也
ローレルパシオン

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート13頭のところに現在17頭出馬想定されています。元々中2週なら出走できそうだということでしたが、中1週で想定に入って来ました。しかし、ジェットブラックはこのままですと除外対象です。それでもなんでも時間がないですし、最初から諦めずにダメ元で想定に入れてくれるのは嬉しいですね。

●出馬確定表

出馬確定表 8月17日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700m 全13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ウォーターショパン 福永祐一  7/27 未勝利 中京ダ1400
ケイボルケーノ 黛弘人  8/03 未勝利 札幌ダ1700 13 12
ジェットブラック 松田大作  8/03 未勝利 札幌ダ1700 12
センノイギダー 丸田恭介  7/27 未勝利 札幌ダ1700
テイクトゥモロー 横山和生  7/20 未勝利 函館芝2600 11 13 15
デンコウエポック 古川吉洋  1/25 未勝利 京都ダ1800
ピアノフィニッシュ 井上敏樹  7/13 未勝利 函館芝2000 11 11
フジシンゲン 竹之下智昭  7/27 未勝利 福島芝1200 15
マッチレスヒーロー 柴山雄一  8/03 未勝利 札幌ダ1700
メローワイン 津村明秀  7/26 未勝利 札幌ダ1700 11
ラインファング 城戸義政  7/26 未勝利 札幌ダ1700 10 17
リリークライマー 小崎綾也  8/02 未勝利 札幌ダ1700 15 16
ローレルパシオン 長岡禎仁  8/02 未勝利 札幌ダ1000 10 10 10 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

 強い馬が2頭入ったこともあり、回避する馬が出て、8分の3の確率の抽選で当選。ジェットブラックは無事に出走することができました。ジェットブラックはまずは勝ち負けよりも馬体が引き締まり競馬場慣れをして力を出し切ることですから、こうやって数を使っていくしかありません。ここに入れたことはラッキーですね。

●札幌ダート1700mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前右。最初のコーナーまでは約240m。中距離戦と言えども前半から激しい攻防。スタート後の500mがかなり速い
 コーナーのカーブが緩いオール平坦コースらしく、1〜2コーナーのカーブでも速度が落ちにくく、1ハロン11秒台を切るラップを刻むこともある。
 向正面に入り、そのあとゴールまでも一定の速いペースで推移。平均の勝ち時計が速く、高速決着に対応できるスピードタイプの馬でないと苦しい
 脚質は番手につけられる先行馬が最も有利。逃げ馬も悪くない。差し馬はコーナーでマクり、4コーナー出口までに好位に押し上げられるタイプでないとなかなか勝てない。
 枠順の有利・不利はほとんどない
 血統的にはヘイルトゥリーズン系が非常に強い。サンデーサイレンスやブライアンズタイムはもちろんだが、息子のバブルガムフェロー、マヤノトップガンが狙い目。連対率に加え、回収率も高い。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行
ポイント 高速決着への対応、血統
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、武幸四郎、藤田伸二、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒0 1分47秒5 1分47秒1 1分46秒7
古馬500万 1分46秒7 1分46秒1 1分46秒0 1分44秒9
古馬1000万 1分45秒4 1分45秒0 1分44秒4
古馬1600万 1分45秒2 1分45秒1 1分43秒7 1分45秒3
古馬オープン 1分43秒7 1分44秒4 1分42秒8

●騎手は松田大作騎手 ほっさん評価「C」

 今回のジェットブラックの鞍上は松田大作騎手です。ジェットブラックは想定段階では除外対象で出走が微妙でしたから騎手の確保もできず、空いている騎手での確定となりましたが、松田大作騎手はローカルでは期待のできる騎手ですし、良い騎手を確保してくださいました。

 ほっさん愛馬への騎乗は3年前のマリアンヌシチー以来の2度目です。前走はシンガリ負けでしたが、今回はとにかく上位をお願いしたいですね。

 松田大作騎手と言えば男前で有名ですが、アメリカやイタリアに渡って自己研さんしている姿は好印象で、是非その成果をここで発揮して欲しいですね。


 2014年8月15日現在、JRA通算341勝、重賞未勝利。勝率5.6パーセント、連対率12.3パーセントと低い。昨年(2013年)は47勝、勝率7.7パーセント、連対率15.1パーセントと大躍進。本年(2014年)もここまで25勝、勝率6.8パーセント、連対率14.5パーセントと大躍進した昨年に匹敵する数字。

 松田 大作(まつだ だいさく)、1978年9月13日生まれの35歳、JRA(日本中央競馬会)の18年目の中堅騎手である。デビュー時の所属は崎山博樹厩舎。2000年1月1日付けでフリーとなった。


 1997年、第13期生として競馬学校騎手課程を卒業しJRAの騎手免許を取得する。同期には秋山真一郎、勝浦正樹、武幸四郎、武士沢友治、細江純子(現・押田純子)らがいる。JRA初騎乗は、同年3月1日中京1Rアップシャーディーに騎乗して13着。同年3月15日中京6Rサザンオーで勝利しJRA初勝利を挙げる。デビュー年は合計10勝という成績だった。2年目は27勝。

 2001年8月31日から10月3日までイタリアで騎乗する。

 2003年6月1日中京6Rフウレイカで勝利しJRA通算100勝を達成する。12月27日、中京競馬場で騎乗馬が故障して、競走を中止し、右肩関節靭帯断裂、両下肢挫傷という大怪我を負う。復帰は翌年の5月になった。

 2005年12月25日から31日までアメリカに出張、サンタアニタ競馬場で1鞍に騎乗し8着だった。

 2013年7月13日に函館8Rをエアウィーバーで優勝しJRA通算300勝を達成。


 騎手の中でもミルコ・デムーロと仲が良く、その伝を頼る形で2010年10月14日より再びイタリアに遠征する。2011年3月22日の騎乗を持って日本に帰国するが、3月20日の8Rで1位入線2位降着になり、3月29日(火)から3月31日(木)(3日間)の騎乗停止になった。前回騎乗していただいたマリアンヌシチーは松田大作騎手の2011年国内初騎乗日で延べ2頭目に当たる。


 重賞はまだ未勝利だが、過去にはグロウリボン(1999年、ファンタジーステークスGV2着・13番人気)がある。また、タップダンスシチー(2000年、天竜川特別(900万下))やディープスカイ(新馬戦)の騎乗もある。


 「年に20勝程度で地味な印象のジョッキー。がソコソコ走る馬に乗っていて結果も出ている。1番人気馬の連対率は09年が.400で、10年の前半は[6・5・2・5]連対率.611。2、3番人気馬での連対率は09年が.425と優秀な数字で、10年は.258となっている。08年に単勝10700円を出しており、09年は24勝のうち単勝2000円以上が6本あった。10年には単勝13970円があって穴を出すケースは多い。馬との呼吸を重視して折り合いは上々。差し馬に乗った時は中盤までじっくりと乗り、勝負どころから早めに上がって行くパターンが多い。馬を伸ばすパワーと技術は水準より少し上といったところだ。裏開催を中心に乗って夏は北海道というのが例年のパターン。10年の夏は小倉で騎乗した。コース別成績を見ると、騎乗馬の質が安定しないためか年度別でバラつきがある。距離別、芝・ダート別で目立った偏りはない。昆貢厩舎では07年から多く騎乗するようになり、成績も上々である。10年にもっとも勝ち星を挙げているのは領家政蔵厩舎。今までになかったラインで、今後は狙い目になるかもしれない。エージェントが強くない点が問題だが、キッカケがあれば成績は大きく伸びるだろう。」(2011年上半期・佐藤祐樹元公営騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (1戦0勝)
 
 2011年 4月 2日 マリアンヌシチー 3歳未勝利 小倉芝2000m 16着/11番人気

これ以降は2014年8月16日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「マッチレスヒーローは若さは残るが、一戦毎に内容が良化し、前走も3着に4馬身。更に馬具を工夫し、ひと押し期待。地力は一番で距離延長も良さそうなウォーターショパン、ジェットブラックも太目を叩きブリンカーで粘り強化は確実。デンコウエポックも圏内。」


短評は「ヒモ穴注」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 井尻恵 CPU
ローレルパシオン
ラインファング △△
メローワイン
リリークライマー △△
ウォーターショパン
ジェットブラック △△
デンコウブラック
テイクトゥモロー
マッチレスヒーロー
センノイギダー
ケイボルケーノ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マッチレスヒーロー 2.6
ウォーターショパン 3.1
デンコウエポック 8.3
リリークライマー 8.9
ジェットブラック 9.3
ラインファング 10.7
メローワイン 16.7
ローレルパシオン 19.3
テイクトゥモロー 25.4
以下28倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ジェットブラック 64 59 64 47
マッチレスヒーロー 73 61 73 64
ウォーターショパン 79 62 69 72
デンコウエポック 67 43 67 66
リリークライマー 63 63 58 53
ラインファング 65 52 46 65


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ウォーターショパンは復帰後の2戦で連続A着と好走。折り合いに不安のないタイプで距離延長は問題なし。輸送疲れさえなければ好戦が必至。堅実さが魅力の○マッチレスヒーロー、ダート変わりで真価発揮の▲が逆転候補。〈城谷〉」

◎ ウォーターショパン
○ マッチレスヒーロー
▲ フジシンゲン
× メローワイン
☆ ジェットブラック
△ ラインファング
△ デンコウエポック



ジェットブラックは全13記者中 ▲(3番手評価) 2記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 6記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ジェットブラック(8着)

 「パドックからかなり幼いところを見せていましたし、レースでは序盤から気合いを入れていきました。途中までは悪くない走りではあったのですが、勝負どころでハミの取り方がもうひとつでしたし、久しぶりの競馬で馬体に緩さがあったことも影響してか、余計に余裕がなくなってしまいました。一度使って馬体、動き共に良くなってくれるでしょうが、あとはいかに気持ちを切らさずに走れるかがポイントだと思います。今日は最低でも権利は獲りたかったのですが、申し訳ありません」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「休み明けの競馬でしたからある程度馬体に余裕があることは覚悟していましたが、今日はその馬体云々だけでなく、パドックで馬っけを出したり尻っ跳ねしたりと終始幼い面を見せてしまっていました。そういう状況でもありましたしジョッキーは気を抜かせないように積極的に運んでくれましたが、最後はただ単に体力面できつくなっただけでなく、気持ちの面でも途切れてしまったのかもしれません。今回しっかりと気合いをつけてもらいましたし、馬体を考えてもこのままもう一度札幌で使いたいところですが、権利を外してしまったのでやはり状況を見ながらになるでしょう。時間に限りがある状況ではありますが、何とか形にして結果に結びつけられるようにしたいと思います」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「余裕残しの体つき。馬っ気。出ムチを入れて押してハナへ。4角手前でエングロウスが並んできたのに合わせて仕掛けるも、外から1、2着馬に交わされ、残り1ハロンで一杯に。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ジェットブラック

 「馬体が締まったし、体調は上向き。ブリンカーの効果があればもう少しは。」(大江助手・デイリー馬三郎)

 「叩いて体が締まり、体調は上向き。先行力もありますので、ブリンカーの効果があればもう少しやれていいはずです。」(大江助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 未だ持って3歳未勝利の厳しい状態にある我が軍団2頭目の高額馬ジェットフラック。想定段階では除外確実でしたがギリギリゲートイン。陣営もそんな状態で一杯で追っているところが凄いです。ほぼ除外でしたから、仕上げてしまうと次週の調子落ちは確実ですが、強気の采配が的中しましたね。

 ただ、2週前の前走は馬っけ出しまくりの馬体はユルユルで、これが1度使われたとはいえ、すぐに良くなるとは考えづらく、少しはマシ程度でしょう。

 前走8着のものが少しはマシでも掲示板に載るかどうか程度。掲示板を外すと次が苦しいですから、なんとか掲示板を死守して欲しいですね。経験上、それすらも難しいと思っています。

 今回は初めてブリンカーを着用するようです。これが効果を発揮してくれれば或いは・・・。

これ以降は2014年8月19日に作成

●パドック

 ジェットブラックの馬体重は前走マイナス6キロの478キロ。これでも特に細くは見えなかったですね。パドック映像で見える範囲では落ち着いて周回しており歩様や踏み込みも良く見えました。パドックだけだとやれそうな気がするんですけどねぇ。

●レース 

 スタートては半完歩くらい遅く見えたジェットブラックですが、二の脚の速さですぐに前に取りつきます。そのままハナに立ちます。

 最内を距離ロスなく走り、これならと思うんですけどねぇ。しかし、2コーナーではブリンカーをつけている臆病なジェットブラックを外からウォーターショパンの福永祐一騎手が潰すために外からマクって先頭に出ます。これでジェットブラックは怯んでスピードが落ちます。

 それでも3コーナーまでは手応えが良かったのですが、4コーナーではもう鞍上・松田大作騎手の手が動き手応えがなくなってしまいます。ズルズルと後退して結局9着で入線。脆過ぎます。

●時計の評価

 今回のジェットブラックの走破時計は1分49秒0良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分47秒5、勝ち馬の時計が1分46秒5でした。

 全体的に時計が速いものの、ジェットブラックは推定勝ち時計よりも1秒5も遅く、この時期の未勝利戦でこんな走りでは多少理由があったとしてもどうしようもありません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ジェットブラック(9着)

 「外から掛かり気味に来られていたので、無理せず控えましたが、そこでもガマンできていました。ただ、直線に入ると、何か背中を硬くして反抗するようなところがありましたね。」(松田大作騎手・競馬ブック)

 「いいスタートを切って楽にハナに立つことができました。最初のコーナーでちょっとかかり気味に外から来た馬がいたので、さすがにそれに付き合うときつくなると思って控えました。行かせてからの走りは変に力むことはなかったのですが、勝負どころにかけてペースが上がり始めると徐々に反抗するというか、頭を高くして体を反るような格好になってしまったんです。う〜ん…。いいものは持っているはずなのですが、気持ちと体がマッチしきれていないのか、歯がゆいですね。何とか権利はとりたかったのですが、力になれず申し訳ありません」(松田大作騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ジェットブラック(9着)

 「ブリンカー。6キロ減もまだ絞れそう。スッとハナに立ったが、1〜2角でウォーターに外から来られ、向正面ではマッチレスがマクッてくる厳しい展開。4角でこの2頭に置かれて直線後退。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 特別出走手当が37.7万円。ここから9着以降と言うことで2.5万円が減額されますから、35.2万円。1口で割りますと838円程度になると思われます。

●今後の展望

 正直、これで引退かと思っていましたので、しばらく更新せずに様子を見ていましたが、もう1戦してくれるようです。ただ、権利を外しましたし、次の週も僅かでも入れる可能性のあるダート1000mに投票。もうこのレースが良いと選択できる身分ではないですからねぇ。

●最後に

 今回3番人気で過去5戦1番人気から5番人気までを経験し、しかし、1度も掲示板に載れずということで人気を裏切りまくっている我らが愛馬ジェットブラック。これだけ人気があり、競馬ファンから見切られていないということは血統の良さと馬体の良さ、そして厩舎への期待だと思います。

 それほど多くの人が素質を感じていながらレースではさっぱり。メンタル面でしょうが、これは簡単ではありませんが、きっかけ1つでなんとかなることもあるので、つい毎回期待してしまいます。

 入れるかどうかわかりませんが、取りあえず次走があるようですし、せめて掲示板に載ってくれないかと祈っております。良い走りを見せることができれば、地方転厩という選択肢も出てくると思いますし。

 頑張れ、いや頼むぞジェットブラック!!

最後までご愛読ありがとうございました

2014年8月15日立ち上げ 16日、19日加筆
ジェットブラックの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 8月 3日 第4戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (8着/4番人気)

2014年 4月13日 第3戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (6着/5番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2014年 3月16日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m (12着/1番人気

2013年11月 3日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (6着/2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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